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すっかり涼しくなった今日この頃、芸能人の飲酒運転でワイドショーが賑わっており、それを見た方から船はいいよね、お酒飲んで操船しても大丈夫なんでしょ、なんて言われますが、そのようなことはありません。

酒酔いで一発免停の上に罰金、酒気帯びで免許取り消しの上に罰金、さらには車両提供者、酒類の提供者にまで罪が及ぶ車と比較するとかなり甘いのですが、飲酒運転での死亡事故が社会問題化した時期に操船についても強化され、

1安全管理規程に基づき呼気1リットル中のアルコール濃度0.15mg以上の状態における当直を禁止し、その違反は処分対象
2船員法に基づく酒気帯び状態での当直禁止の違反について上記に準じて処分基準を策定
3小型船舶についても酒酔い操縦の判定基準の一部を強化 (国交省HPより抜粋)

上記のように厳しくなっております。当直の場合は戒告、小型船舶の場合は3点減点となり、飲酒の上に事故を起こした場合、5年以下の懲役、100万円以下の罰金が課されます。

しかし、まだまだ罰則が軽いため、実際、昨年の警視庁の調査では、水上オートバイで47%、プレジャーボートで11%の飲酒操船が確認されたとのことです。

酔って運転すると衝突、急な旋回による同乗者の落水などの危険も高まりますし、海は野放しだから危ないなんて噂が世間に広まると、海洋レジャーから益々足が遠のいていく結果となります。

罰則が軽いから、海の上だから大丈夫ではなく、船長としての自覚をもって陸上と同様、もしくはそれ以上の行動をする必要があります。